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2014/03/11

No. 23 SCALE ILLUM(目盛照明調整)

SCALE ILLUM(目盛照明調整)

蛍光面(スクリーン)の目盛を照明するランプの明るさを調節するツマミです。なお、SCALE ILLUMはScale Illuminationの略。
SCALE ILLUM
右に回すと明るく、左に回すと暗くなり、表示されている波形の輝度に合わせこのツマミで調節します。

No. 25 FOCUS(焦点調整)

FOCUS(焦点調整)

シャープな波形を表示するための調節ツマミです。
FOCUS
電子銃から出た電子が蛍光面(スクリーン)に衝突する時に輝点となって見えますが、このツマミを調節して輝点が最も小さく丸くなるようにします。

No. 27 VERTICAL POSITION(垂直位置調整)

VERTICAL POSITION(垂直位置調整)

蛍光面(スクリーン)に表示された波形を上下に移動させるためのツマミです。

左端がCH1 POSITIONツマミ、右端がCH2 POSITIONツマミ
VERTICAL POSITION
2現象オシロスコープの場合は、CH1用とCH2用とそれぞれ独立してツマミがあります。3現象オシロスコープであれば、更にCH3用が追加され、4現象オシロスコープであれば更にCH4用が追加されます。

ツマミが可変範囲の中央付近にある時は、波形も蛍光面(スクリーン)の中央にあります。このツマミを右に回すと上の方向へ移動し、逆に左へ回すと下の方向へ移動します。

波形の動きがアニメーションで見られます、「ここ」をクリックしてください。

No. 31 CH2 INV(CH2反転)

CH2 INV(CH2反転)

CH2 INPUTへ入力された信号の位相を反転(180度)するスイッチです。
なお、INVはinvertの略で、反転するの意味です。
CH2 INV
蛍光面(スクリーン)に表示されている波形を見ながらこのスイッチをON/OFFすると、反転していることが確認できます。
通常は「OFF」にしておきます。

ここ」をクリックしてください、アニメーションが見られます。

No. 33 VOLTS/DIV(垂直感度調整)

VOLTS/DIV(垂直感度調整)

INPUT端子に加えられた電圧を加減し、蛍光面(スクリーン)に適当な大きさの波形を表示させるためのスイッチです。
VOLTS/DIV
なお、VOLTS/DIVスイッチは、右に回すと減衰量が減少し蛍光面(スクリーン)に表示される波形の振幅は大きくなります。逆に、左へ回すと減衰量が増加し蛍光面(スクリーン)に表示される波形の振幅は小さくなります。

ここ」をクリックするとその変化のアニメーションが見られます。

本来ならば、このスイッチをVERTICAL ATTENUATOR(垂直減衰器)と表示するほうが機能的には良いと思うのですが、単位目盛あたりの電圧値を直読する必要から、単にVOLTS/DIVと表示するのが通例になっています。

VOLTS/DIVのVOLTSの意味は、電圧の単位のボルト(VOLT)で、最後のSは複数形のSです。また、DIVはdivision(目盛)の省略形で、蛍光面(スクリーン)上の目盛の1目盛の意味です。

No. 34 VARIABLE(垂直感度微調整)

VARIABLE(垂直感度微調整)

蛍光面(スクリーン)に表示されている波形の振幅を連続的に加減するツマミです。

左端がCH1用、右端がCH2用
VARIABLE
VOLTS/DIVスイッチでは段階的にしか表示波形の振幅を調節できませんが、このツマミを回すことにより連続的に振幅を加減できます。

VOLTS/DIVスイッチを回して波形の振幅を大きめ(6 目盛〜8 目盛)になるレンジにセットし、次に、その横にあるこのツマミを回して波形の振幅を見やすい大きさ(4 目盛〜6 目盛)に調節します。

このツマミを右に回すと、蛍光面(スクリーン)に表示されている波形の振幅は大きくなり、左に回すと小さくなります。

オシロスコープで電圧を測る時には、このツマミを右に回しきった「CAL」の位置にします。その他、単に波形を見るだけの場合はどの位置にあってもOKです。

「CAL」は、calibrate (校正の意味) の略で、このツマミをパネルに表示されている「CAL」の位置に合わせると、その時にVOLTS/DIVスイッチの設定している値が適用されます。

つまり、VOLTS/DIVスイッチが、「0.5V/div」の位置にあって、波形の上のピークから下のピークまでの距離が 2div (2目盛のこと)であれば、
「0.5V/div」x 「2div」= 1V と測定される訳です。

なお、2現象オシロスコープの場合はCH1用とCH2用と二つありますが、全く同じ働きをします。

ここ」をクリックするとその変化のアニメーションが見られます(ただし、GIFアニメーションの為、パソコン画面では連続的には表現できていません)

No. 35 SWEEP TIME/DIV(掃引時間切替器)

SWEEP TIME/DIV(掃引時間切替器)

掃引時間を低速度から高速度まで段階的に可変するスイッチです。
なお、“SWEEP TIME/DIV”ではなく、単に“TIME/DIV”と表示している機種もあります。
SWEEP TIME/DIV
オシロスコープの入力周波数は、超低周波から超短波放送用の周波数まで広範囲にわたっています。信号を波形として見るためには、それに対応した掃引時間で輝点を水平方向に繰り返し移動(実際には掃引と言います)させる必要があります。

そこで、SWEEP TIME/DIVスイッチで掃引時間を加減して、蛍光面(スクリーン)に表示される波形が1周期分から多くても数周期分が見えるように調節します。

SWEEP TIME/DIVスイッチは、右に回すと掃引時間は速くなり見える波形の周期は少なくなります。逆に、左へ回すと掃引時間は遅くなり見える波形の周期は多くなります。

ここ」をクリックするとその変化のアニメーションが見られます。

SWEEP TIMEの意味は、文字どおり掃引時間(秒)で、DIVはdivision(目盛)の省略形で1目盛の意味です。

つまり、SWEEP TIME/DIVとは蛍光面(スクリーン)上で1目盛(水平方向)あたりの時間のことです。例えば、[10 ms/DIV]は1目盛あたり10 ms(ミリ秒)の時間であると言うことです。

No. 37 HORIZONTAL POSITION(水平位置調整)

HORIZONTAL POSITION(水平位置調整)

蛍光面(スクリーン)に表示された波形を左右に移動させるためのツマミです。
HORIZONTAL POSITION
HORIZONTAL POSITIONツマミが可変範囲の中央付近にある時は、波形も蛍光面(スクリーン)の中央にあります。このツマミを右に回すと右の方向へ移動し、逆に、左へ回すと左の方向へ移動します。

これをアニメーションで示してみます、ただし、GIF アニメの為、連続的には変化していません。「ここ」をクリックしてください。

なお、2現象オシロスコープの場合、このHORIZONTAL POSITIONツマミは一つしかありませんから、CH1の波形とCH2の波形が一緒に水平方向に移動し、別々に移動させることは出来ません。

No. 38 ×10MAG(10倍掃引拡大)

×10MAG(10倍掃引拡大)

×10MAGスイッチを押すと、波形が水平方向に10倍拡大されます。
 ×10MAG
通常、水平方向への波形の拡大は掃引時間を速くすることで行っていますが、×10 MAGは「掃引拡大」と呼ばれ、水平増幅器の増幅度をワンタッチで10倍にすることで簡単に実現しています。

この時、掃引時間はSWEEP TIME/DIVスイッチの設定値の0.1倍と掃引時間が一桁速くなります。したがって、この機能を[ON]すると蛍光面(スクリーン)の波形は中央部を基点に左右方向へ10倍拡大されることになります。

これをアニメーションで示してみます、「ここ」をクリックしてください。

No. 39 CAL(校正用電圧端子)

CAL(校正用電圧端子)

オシロスコープでは、付属のプローブ(下の写真)をINPUT端子へ接続して測定を行うため、このプローブを含めた校正が必要です。
CAL
このCAL端子から出力される信号は一般的には以下の様な仕様です。

出力波形 方形波(正極性)
出力電圧 1 Vp-p±3 %
出力周波数 約1 kHz
プローブ
プローブをINPUT 端子へ接続し、先端をこのCAL端子へクリップします。
なお、上の写真ではコードが丸めてあり、実際には1.5 mほどの長さで、これを伸ばして使用します。

CAL端子から出力される校正用信号の波形が蛍光面(スクリーン)に表示され、その波形の形を見ながらプローブの校正を行いますが、ここではそのやり方を省略します。

No. 43 TRIGGERING SLOPE(トリガ・スロープ設定)

TRIGGERING SLOPE(トリガ・スロープ設定)

入力信号の電圧が上昇する部分、下降する部分のどちらにトリガをかけるかを決めるスイッチで、通常は[+] にセットしておけばOKです。[+] と[−]を必要に応じて切り替えます。
下がTRIGGERING SLOPE
このスイッチを押したり戻したりすると、蛍光面(スクリーン)の波形がどの様に変化するか、「ここ」をクリックするとアニメーションが見られます。

なお、このスイッチは(直ぐ上にある)TRIGGERING LEVELツマミと関連して使用します。

No. 45 リアパネルにある機能

リアパネルにある機能

CH1 OUT(CH1信号出力)

CH1 INPUTに入力された信号が増幅され、約50 mV/divの割合でこのCH1 OUTに出力されます。周波数カウンタをここに接続すれば微少信号の波形を観測しながらその周波数を測定できます。
上がCH1 OUT、下がZ AXIS INPUT
Z AXIS INPUT(輝度変調入力)

この端子にTTLレベルの信号を入力することにより、蛍光面(スクリーン)に表示されている波形に輝度変調をかけて観測できます。

No. 48 輝線が見えることを確認します

輝線が見えることを確認します

初心者が初めてオシロスコープを使う時に、波形がスクリーンになかなか現れなくて、どうして良いのか戸惑うことがしばしばあります。

それで「その47」では、それぞれのツマミやスイッチなどの最初の設定位置を示してあります。これはメーカや機種に限らずどれも同じようなものです。

その理由は、この様にツマミやスイッチなどを設定しておくと、入力端子に何も信号を入れていなくても、電源スイッチをオンすると輝線(明るく光った水平線)がスクリーンのほぼ中央に現れるはずです。


この輝線が出るか出ないかで次のステップに進めるか否かが決まります。
不幸にして、輝線が見えない場合には、Ch1 PositionツマミとHorizontal Positionツマミを左右に回し輝線を探します。

それでも輝線が見えない場合には、Triggering ModeスイッチがAUTOに切り替わっているか確認します。まだ、輝線が見えない場合にはTriggering Levelのツマミをユックリと左右に回してみます。

それでも輝線が見えない場合には、全てのツマミやスイッチの設定位置をもう一度調べてみます。

輝線がスクリーン中央に現れないと次のステップへ進めません。

No. 93 遅延掃引(Delayed Sweep)

遅延掃引

遅延時間

最初のトリガ信号の発生から遅延トリガ信号の発生までの時間を遅延時間と呼び、DELAY POSITIONツマミ(機種によっては、DELAY TIME POSITION、略してDTPまたはDTPダイヤルともいう)で可変できます。

遅延掃引では、下図のように、スクリーンに表示されている主掃引の波形の拡大したい部分の左端(遅延掃引の開始点になります)に、輝度変調(波形の一部分を明るくする)のかかった部分の左端をDELAY POSITIONツマミで合わせます。

このDELAY POSITIONツマミによりスクリーン上では水平軸の幅(0.2 div〜10 div)を連続的に可変できます。

また、拡大される波形の部分のスクリーン上での幅(輝度変調の部分)は、遅延掃引の掃引時間を設定するB SWEEP TIMIE/DIVスイッチの設定位置で決まります。

このB SWEEP TIMIE/DIVスイッチを右に回すと掃引時間は速くなり、拡大される部分の幅は狭まり(拡大率が大きくなる)ます。反対にB SWEEP TIMIE/DIVスイッチを左に回すと掃引時間は遅くなり、拡大される部分の幅は広がり(拡大率が小さくなる)ます。

なお、主掃引(A掃引)によりスクリーンに表示される波形のうち、遅延掃引(B掃引)により拡大される部分については輝度変調(上図では、主掃引の波形のうち太く見える部分)がかけられ、他の部分より明るく見えてどこが拡大される部分かはっきりわかるようになっています。