「リサジュー」と言われる由縁
「リサジュー」とは、相互に直角方向に振動する二つの単振動を合成して得られる平面図形のことです。これは、十九世紀にフランスの科学者 J.A.Lissajousにより考案され、今ではオシロスコープの測定方法の一つとしても有名です。
なお、和文表記では「リサジュー」の他に「リサージュ」、「リサジュ」、「リサジウ」などの表記がありますが、ここでは文部省・社団法人電気学会編、「学術用語集 電気工学編」に基づいた表記「リサジュー」を用いています。
このリサジューで一番よく知られているのが、オシロスコープを用いて、周波数が未知の信号と、基準になる周波数の信号のリサジュー図形から相互の周波数比を求め、未知の周波数を算出する方法です。
未知の周波数の高周波信号をオシロスコープの Y軸に入力し、基準になる発振器の信号を X軸に入力します。
そのリサジュー図形が、円や楕円であれば同一周波数、8の字やU字形の時は2倍の周波数など・・・スクリーンに描かれる波形パターンから比較的簡単に周波数を測定できるわけです。
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