ヒント
周波数と周期は反比例の関係
周波数とは1秒間に振動を何回繰り返すかのこと、周期は1回振動するに要する時間は何秒かのこと、ちょうど反比例の関係にあります。
CH1→Y軸 ?、CH2→X軸 ?
ここでモデルにした機種では、CH1をY軸、CH2をX軸としているが、CH1をX軸、CH2をY軸と逆になっている機種もあります。
2本のプローブを使い分ける
2現象オシロスコープには2本のプローブが付属されているので、それぞれCH1用、CH2用と区別して使用し、校正も個々に行います。
プローブ使用時の許容入力電圧は?
INPUT端子の許容入力電圧(例えば 400 Vpeak)ではなく、接続したプローブの許容入力電圧(例えば 600V (DC +ACpeak))が優先します。
トリガ信号の自動選択は便利?
TRIGGERING SOURCEスイッチを[VERT MODE]にしておけば2信号ともにトリガがかかり、万事上手くいくように思われがちですが、実はそうではありません。
2信号相互の時間差や位相差などを測定する場合には、どちらかのチャンネルの信号を基準信号にする必要があります。そのような場合に、TRIGGERING SOURCEスイッチを[CH1]あるいは[CH2]に切り替え、基準信号のチャンネルからトリガ信号を取り込みます。
立上り(立下り)時間やパルス幅が測定できない?
信号遅延ケーブルが内蔵されていないオシロスコープでは、立上り(立下り)時間やパルス幅を測定することはできません。
オシロスコープの取扱説明書やカタログで、定格欄の垂直軸の項目に、「信号遅延時間」の記述があればOKです。
時間の測定で注意すること
立上り時間、立下り時間、パルス幅など、時間を測定する時には、必ず、SWEEP VARIABLEツマミを[CAL]にセットしておきます。
[ADD]で注意すること
[ADD]の時には、必ず、CH1とCH2のVOLTS/DIVスイッチは「同じレンジ」、CH1とCH2のVARIABLEツマミは[CAL]にセットしておきます。
[TV FRAME]と[TV LINE]の自動切り替え
[TV FRAME]と[TV LINE] をSWEEP TIME/DIVスイッチで自動切替(0.1 ms/div以上→TV FRAME、50 ms/div以下→TV LINE)する機種もあります。
(SWEEP)VARIABLEツマミは一つだけ
SWEEP TIME/DIVスイッチは、主掃引用と遅延掃引用にそれぞれ一つずつありますが、掃引時間の微調整用のVARIABLEツマミは主掃引専用になっています。時間測定の時には必ず[CAL]の位置にセットしておきます。
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