ブラウン管の蛍光面(スクリーン)は言うまでもなく波形が描かれる部分です。
長方形のこのスクリーン部は、対角寸法では130 mm〜150 mmが一般的で透明なガラス材の内側に蛍光物質が均一に塗布してあります。
この蛍光物質にも、発光色、輝度、残光時間など、それぞれに特徴がありブラウン管の用途によって使い分けられています。電子銃から飛んできた電子ビームが高速でスクリーン内側の蛍光面に衝突して青白色に発光します。
ブラウン管 |
輝点が発光している時間は、塗布してある蛍光物質によって長いものから短いものまであります。その蛍光物質が刺激(電子の衝突)を受けて発光してから消えるまの時間を残光時間と言います。
一般的なブラウン管の残光時間は数十ミリ秒と短く、それより長い数百ミリ秒の残光時間があるタイプを残光形ブラウン管と呼んでいます。
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