定格の読み方
掃引
「掃引時間」
輝点を等速度で水平方向へ振らせる時の時間を言います。
定格では、
0.2 ms/div〜0.5 s/div ±3 %
1 - 2 - 5ステップ、20レンジ、レンジ間微調整可能
などと記載されます。
1 - 2 - 5ステップとは、
各レンジの頭文字(数字)が 1 → 2 → 5の繰り返しになるところからネーミングされています。
つまり、10 ms/div→20 ms/div→50 ms/div→0.1 ms/div→0.2 ms/div→0.5 ms/div→1 ms/div・・・→0.5 s/divと続きます。
最高掃引時間(例えば 0.2 ms/div)は、その数値が小さいほど高速度とされ、変化の速い現象を表示する時に有効です。
「掃引拡大」
水平増幅器の増幅度を一時的に10倍上げ、見かけ上の掃引時間を10倍速くした効果を出します。
「直線性」
掃引時間の直線性で ±3 %は標準的な値です。直線性が良くないとスクリーン上の波形が水平方向に歪みを生じ、時間の測定時に誤差が大きくなります。
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