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2014/03/11

No. 88 87の続き 定格の読み方

定格の読み方

掃引

「掃引時間」

輝点を等速度で水平方向へ振らせる時の時間を言います。
定格では、
 0.2 ms/div〜0.5 s/div ±3 %
 1 - 2 - 5ステップ、20レンジ、レンジ間微調整可能
などと記載されます。

1 - 2 - 5ステップとは、
各レンジの頭文字(数字)が 1 → 2 → 5の繰り返しになるところからネーミングされています。
つまり、10 ms/div→20 ms/div→50 ms/div→0.1 ms/div→0.2 ms/div→0.5 ms/div→1 ms/div・・・→0.5 s/divと続きます。

最高掃引時間(例えば 0.2 ms/div)は、その数値が小さいほど高速度とされ、変化の速い現象を表示する時に有効です。

「掃引拡大」

水平増幅器の増幅度を一時的に10倍上げ、見かけ上の掃引時間を10倍速くした効果を出します。

「直線性」

掃引時間の直線性で ±3 %は標準的な値です。直線性が良くないとスクリーン上の波形が水平方向に歪みを生じ、時間の測定時に誤差が大きくなります。

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