プローブの校正
測定を始める前にプローブを含めたオシロスコープの校正が必要です。
CAL端子から出力される校正用信号の定格は以下の様になっているのが一般的です。
出力波形 方形波(正極性)
出力電圧 1Vp-p (peak to peak)
出力周波数 約1kHz
校正手順は、まずプローブのケーブル端末のBNCコネクタをオシロスコープのINPUT端子へ接続した後、その先端をCAL端子へ引っかけるようにクリップします。
VOLTS/DIVスイッチ →[20 mV/div]
SWEEP TIME/DIVスイッチ →[0.2 ms/div]
に設定すると、CALの校正用信号の波形が表示されます。校正済みのプローブであれば、上段の図のような形の整った方形波になります。
プローブは、使用する前に周波数特性補正回路の調整が必要です。
CAL の信号が形の整った方形波にならない時には、下段の図のように、スクリーンの波形を見ながら、真ん中の図のような波形になるようにプローブのBNCコネクタ部分の調整ポイント(中段の図)をドライバで調節します。
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