×10MAGの測定
「×10MAG」スイッチによる測定(掃引拡大)はワンタッチでできるため便利です。しかし、「SWEEP TIME/DIV」スイッチで掃引時間を速くする方法と波形拡大の仕組みが異なります。
「SWEEP TIME/DIV」スイッチを右にワン・ツウ・スリーと3ステップ回すと掃引時間は0.1倍になります。つまり、3ステップ毎に波形は水平方向に10倍拡大されることになります。
×10MAGとSWEEP TIME/DIVの測定は同じか?
現在、 上段左図のような波形(10周期)が見えている時に、「SWEEP TIME/DIV」スイッチを右に3ステップ回すと、上段右図のように1周期の波形になり、水平方向に10倍されたことが分かります。
では、同じ状態(上段左図)から、
「×10MAG」スイッチを[ON]にするとどうなるか?
波形はスクリーンの中央から左右方向に10倍拡大され、下段の図のように、波形の中央部分(10%分)だけが見えています。
この例では、たまたま位相が反転しているような波形ですが、波形の左端(スクリーン外)のトリガのかかる位置で中央部分(スクリーン内)の見え方が決まります。
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