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2014/03/11

No. 93 遅延掃引(Delayed Sweep)

遅延掃引

遅延時間

最初のトリガ信号の発生から遅延トリガ信号の発生までの時間を遅延時間と呼び、DELAY POSITIONツマミ(機種によっては、DELAY TIME POSITION、略してDTPまたはDTPダイヤルともいう)で可変できます。

遅延掃引では、下図のように、スクリーンに表示されている主掃引の波形の拡大したい部分の左端(遅延掃引の開始点になります)に、輝度変調(波形の一部分を明るくする)のかかった部分の左端をDELAY POSITIONツマミで合わせます。

このDELAY POSITIONツマミによりスクリーン上では水平軸の幅(0.2 div〜10 div)を連続的に可変できます。

また、拡大される波形の部分のスクリーン上での幅(輝度変調の部分)は、遅延掃引の掃引時間を設定するB SWEEP TIMIE/DIVスイッチの設定位置で決まります。

このB SWEEP TIMIE/DIVスイッチを右に回すと掃引時間は速くなり、拡大される部分の幅は狭まり(拡大率が大きくなる)ます。反対にB SWEEP TIMIE/DIVスイッチを左に回すと掃引時間は遅くなり、拡大される部分の幅は広がり(拡大率が小さくなる)ます。

なお、主掃引(A掃引)によりスクリーンに表示される波形のうち、遅延掃引(B掃引)により拡大される部分については輝度変調(上図では、主掃引の波形のうち太く見える部分)がかけられ、他の部分より明るく見えてどこが拡大される部分かはっきりわかるようになっています。

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