No. 69 周波数の比較

周波数の比較

図のように、Y軸へ信号A（2 kHz）を、 X軸へ信号B（1 kHz）を加えます。ここでは、両方の周波数の比がちょうど１:２で同相の正弦波によるリサジュー図形として説明します。

リサジュー図形は2信号により波形パターンが現れ通常は回転しているような動きをしていますが、この例の場合は両方の信号の周波数が整数比を持つ周波数の関係になっているので、波形パターンは静止します。

(1) X-Yにセットする

リサジュー図形による測定の時には必ずX-Yスイッチを［ON］にセットします。
また、CH1 VARIABLEツマミとCH2 VARIABLEツマミは適当な位置でかまいません。

(2) 波形パターンを適当な大きさにセットする

CH1とCH2のVOLTS/DIVスイッチとVARIABLEツマミを回して波形パターンができるだけ大きく表示されるようにします。
この例の場合には両方のレベルが同じくらいの設定ですから、VOLTS/DIVスイッチはCH1、CH2ともに同じレンジにセットします。

(3) 波形パターンを中央へ移動する

波形が見やすいようにCH1 POSITIONツマミとCH2 POSITIONツマミで、スクリーンの中央へ波形パターンの中心を移動します。