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2014/03/11

No. 86 85の続き 定格の読み方

定格の読み方

垂直軸

「周波数特性」(CH1、CH2共通)

垂直増幅器の周波数帯域で、測定可能な信号の周波数がここでわかります。

例えば、
 DC: DC〜40 MHz (-3 dB)
 AC: 10 Hz〜40 MHz (-3 dB)

のように規定され、上限周波数(この例では40 MHz)が高いほど観測できる周波数帯域が広く、立上り時間の速いパルスなども測定できます。

但し、周波数特性も上限周波数の近傍ではかなり減衰するので、測定誤差を±3 %以内で測定できる範囲は、この上限周波数の30 %位の周波数(40 MHzの場合は12 MHz程度)です。

また、VOLTS/DIVスイッチの設定位置によってはこの周波数特性が変わることもあります。
例えば、
 5 mV/div〜5 V/divでは → DC〜40 MHz (-3 dB)
 1 mV/divと2 mV/divでは → DC〜 5 MHz (-3 dB)

のように高感度レンジでは周波数帯域が狭い機種もあります。

「入力インピーダンス」(CH1、CH2共通)

INPUT端子の入力インピーダンスを言いますが、一般的に1 MΩで容量は20 数pFとなっています。

「最大入力電圧」(CH1、CH2共通)

INPUT端子へ加えることのできる最大の電圧で、交流分だけであれば800 Vp-p、直流分を含む場合は400 V(DC+ACpeak)のようにそれぞれ分けて規定しています。

「CHOP周波数」(CH1、CH2共通)

2現象表示のCHOPモードの時の切り替え周波数で、機種によりますが150 kHz〜500 kHz程度の周波数が用いられています。

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