ヒント
X軸、Y軸、Z軸とは?
垂直軸、水平軸と表現するのが一般的ですが、蛍光面をグラフ用紙に見立てて、垂直軸をY軸、水平軸をX軸と呼ぶ場合も多いようです。
また、表示波形の一部分の明るさを変える輝度変調関係をZ軸と三次元的な表現も用いられています。
HORIZONTAL POSITIONツマミによる波形の移動範囲
スクリーンの左右いっぱいに移動できるが、VERTICAL POSITIONツマミのように波形全体がブラウン管のスクリーンから飛び出してしまうことはなく、波形の一部がスクリーン内に留まります。
VERTICAL POSITIONツマミが大きな移動範囲を持っているのは非常に大きな交流信号や直流信号が入力される可能性があるからです。
「CAL」の値は正確ではない?
CAL端子の出力電圧は、誤差が一般的には±3 %から±1 %ですが、出力周波数の誤差は、機種によって、約1 kHzあるいは±20 %などと定められ、時間軸のチェックには適さない場合もあります。このクラスの機種ではプローブの校正用として使用するのが正解です。
また、CALによるチェックは自己診断にしか過ぎません、精度(電圧軸、時間軸)を求めての校正は別の校正器で行う必要があります。
HORIZONTAL POSITIONツマミはCH1、CH2共用
2現象表示の時には、HORIZONTAL POSITIONツマミでCH1の波形とCH2の波形が同時に移動し、別々に移動させることはできません。
「プローブ」を使って電圧測定をする場合には
電圧測定において、減衰比10:1のプローブを使う場合は測定結果を10倍します。
オシロスコープの電圧測定の単位は Vp-p
私たちの日常生活では、交流電圧値に関して「実効値」が通用しているが、このオシロスコープの測定では、交流波形のピークからピークまでの電圧を測り、その単位を「Vp-p」としています。
CH2の輝線で基準(0ボルト)レベルを表示
直流電圧の測定で不便なことは測定電圧の輝線と基準(0 V)の輝線が同時に見えないことです。
そこで測定時にVERTICAL MODEを[ALT]に切り替え、CH2 AC-GND-DCスイッチを[GND]にセットします。
そしてCH1 POSITIONで0 Vの位置決めをした後、CH2 POSITIONでCH2の輝線をCH1の輝線に重ねます。こうすればCH2の輝線を使って基準(0 V)レベルを表示できます。
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